【社員レポート】コロナ規制緩和でどう変わった?
香港最大級の展示会“Mega SHOW”に潜入!
2022年11月14日(月)から11月19日(土)、香港で開催された展示会「MEGA SHOW」。
「MEGA SHOW」とは、ギフト・ノベルティを始めとして日用品やキッチンウェア、玩具といった様々な雑貨を扱う香港では最大級の展示会です。コロナ前はヒロモリも毎年参加していましたが、新型コロナウイルスの影響でリアルでの開催は3年ぶり。今回久々に開かれた現地会場に潜入してきました。
ヒロモリグッズ研究所の杉原がレポートします。
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今回の「Mega SHOW」
9月下旬に香港における入境規制が大幅に緩和されて、隔離措置が撤廃されたこともあり、久々の展示会にワクワクして会場へ向かったのですが、思いのほか展示会の規模縮小に驚きました。コロナ前は毎回4,000社ほどの出展社が大きな会場を埋め尽くしていたのですが、今回は380社ほどの小規模なものでした。
現地で得た情報によると、まだ世界各国からの来場者が見込めないこと、さらに出展のメインとなる中国企業からすると、香港へ入境するよりも、帰るときに1週間以上の隔離が必要となることなどが出展控えにつながったようです。おかげで、いつもより、ゆっくりじっくり隅々までブースを見て回ることができました。
会場内の様子
中国から社員・スタッフを派遣せずに、アルバイトの香港人にブースを任せるといった「リモート出展」をしている中国企業も見られました。具体的な問い合わせなどにはチャットアプリのテレビ電話などを使い、ブースを訪れた来場者とコミュニケーションを取っているのが印象的でした。
エコ・SDGs関連の出展が充実
リサイクル素材や自然素材などのエコ商品を取り扱う企業の出展は増加傾向で、工場が保有しているGRSやFSCといったエコ関連の認証のアピールはより顕著になっていました。SDGsに対応したグッズへのニーズの高まりを感じます。
おすすめアイテムを杉原がピックアップ!
ゆっくり何度もブースをのぞいてみると、面白いグッズが結構見つかります!ここからは、杉原が気になったおすすめアイテムについて紹介します。
クリップファン
軽量コンパクトな設計ですが、風力3段階でかなりパワフル。カバンなどに引っ掛けることのできるカラビナは折り曲げるとスタンドにもなり、自立するのでオフィスやお家のデスクでも活躍!デザイン・機能的にもGOODです。
実は価格的にもおすすめの商品ですので、夏向けに是非お問い合わせください!
ステンレス製ドリンクウェア
底部分に使った竹の組み合わせがかっこいいステンレス製の真空タンブラー。
ステンレス全面にフルカラーの印刷ができるので、デザイン次第でアレンジが自由自在!ブランドやキャラクター、アーティストなど、グラフィックでしっかりと表現がしたい時にぴったりで、用途と素材の両面でエコイメージを訴求可能です。
シリコンバッグ
なめらかで美しい素材感が魅力的なシリコン製のバッグ&ポーチ類。
防水性能が高い素材なのでレジャーやアウトドア、トラベル、雨の日向けなどでの活躍はもちろん、ジムやスパなどのお稽古バッグなどにも最適です。バックパック、トラベルショルダー、ポシェット、ポーチなど、デザインや形状は自由に設計ができるので、一味違ったバッグを探している場合は是非ご検討ください。
パルプストレージボックス
古紙100%を原料とした再生&生分解性パルプで作られているコンテナタイプの収納ボックス。
大小数種類のサイズ、便利な蓋付き、スタッキングができるといった使い勝手の良さも魅力で、家やオフィス、車の中など気軽にどこでも使えます。蓋にエンボスなどによるロゴ表現も可能、いくつあっても嬉しい商品です!
リユーサブルウォータースプラッシュボール(エコ水風船)
子供の頃によく遊んだ、水を入れて投げ、当たると割れて水が弾けるあの「水風船」が何度でも使えるエコな仕様に!
シリコン製で柔らかく安全、形もキャラクターなど幅の広い表現ができそうなので、キッズ・ファミリー向けやパーティーアイテムとしても楽しい展開ができそうです。
ハンドポンプ式エアネックピロー
持ち運びに便利なコンパクトに折りたためる空気式のネックピロー。
空気を入れるために口で息を吹き込んだりする必要がなく、手で簡単に膨らませることができる仕様になっています。旅行の際の飛行機や新幹線、また車の中での休憩などにも便利なグッズです。首元をホックで留めることができるのも気遣いポイント!
ウッドパズル&ウッドオーナメント
木製の雰囲気があたたかみを感じるパズルとオーナメント。
形が自由にできるので、完成時のインテリア性はもちろんですが一つ一つのパーツにもこだわったデザインが可能です。レーザーカットでバリをなくしてエッジ部分は加工して強化、発色の良いUV印刷で安全面もクオリティも高い仕様で、暗くなると光る蓄光の印刷もできたりします。キャラクターやアーティストなど、世界観を演出する商品にピッタリ!
まとめ「Mega SHOW」に潜入してみて
香港ではリアルの展示会を「フィジカルショー」と呼ぶのですが、実際に体力を使って歩き、直接商品を手にとって見ることのできる展示会は重要だなと思います。中国本土のゼロコロナ政策は徐々に緩和されつつあるので、来年はもっと活性化すると思います。
次の大きな展示会は、2023年4月に開催予定です。香港の展示会主催者によると、これまでジャンルで期間を分けて開催していたいくつかの展示会を統合して、出展社・来場者を集中させる計画だとか。期待して準備をしたいと思いますので、次のレポートを楽しみにお待ちください!
レポーター:杉原研二
商材開発&クリエイティブ担当
ヒロモリ入社後コロナ前まで20年以上にわたり毎年春と秋に香港・中国の展示会に通い続けた自称「海外展示会マニア」
★編集後記
当時の香港は隔離措置が撤廃となったとはいえ、入国から3日間は医学観察期間。その後4日間は自己観察期間が設定されており、毎日の抗原検査と2日に1回のPCR検査が必須でした。また外出は自由にできるものの、医学観察期間は飲食店で店内飲食ができない制限がありました。
検査やアプリでの健康報告など、これがなかなか大変で。久々の香港は、展示会で歩く肉体的な疲労に加え、精神的なストレスも溜まるハードな出張となりました。
※12月14日から医学観察期間は撤廃され、5日間の自己観察期間のみに緩和されました
香港の街自体の人通りはかなり多い印象。それでも、以前のように街や展示会場で日本語は聞こえません。また、日本よりもマスク着用については厳格で、ノーマスクで歩く人が殆どいません。これは中国の影響が強まったからだろうと感じます。
コロナによる観光客の減少を実感したのが香港国際空港。各種免税店などのショップが殆ど閉まっており、食事ができる店舗も半分以下。出国する人は殆どが香港人で、帰りのJAL便も帰国する日本人は殆どいませんでした。
ということで、久々の海外出張はこんな時にしかできない経験がたくさん詰まったものになりました!
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