SEKマークをご存じですか？
「抗菌加工」「制菌加工」の違いや認証マーク制度について解説
SEKマークをご存じですか？
SEKマークは、一般社団法人繊維評価技術協議会が実施する認証制度（業界自主基準）です。コロナ禍で生活者の衛生意識が高まり、抗菌・制菌、抗ウイルス機能を備えた製品のニーズが高まっています。しかし、その機能がどのくらい効果があるのか、わかりにくいところもありますよね。そこで１つの目安になるのが「SEK」マークです。マスクやタオル、カーテンなどSEKマークの付いた様々な繊維製品が販売されています。信頼や安心の証として、商品選択の基準にしている生活者も多いのかも知れません。SEKマークにはその効果の違いによって様々な種類があります。
今回はSEKマークについてと、「抗菌防臭加工」「制菌加工」のSEKマークについて詳しく解説します。
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目次■繊維評価技術協議会が認証するSEKマーク制度 |
繊維評価技術協議会が認証するSEKマーク制度
SEKマークは、一般社団法人繊維評価技術協議会が実施する認証制度（業界自主基準）です。同協議会では、機能加工を施した繊維製品の表示用語、評価方法・基準、安全性などに自主基準を設け、基準に合格した商品には「SEKマーク」を表示できるマーク制度を実施しています。SEKマークには、「抗菌防臭加工」以外にも「制菌加工」「抗かび加工」「光触媒抗菌加工」「抗ウイルス加工」「消臭加工」「光触媒消臭加工」「防汚加工」などがあります。
参考：一般社団法人 繊維評価技術協議会（外部リンク）
SEKマークのカラーによって、それぞれの用途や性能・効果を表しています。
SEKマーク繊維製品認証基準［2022 年 4 月 1 日改訂版］より
SEKマークは効果を示し、効果の耐久性、その加工の安全性についても保証するものです。SEKマークを取得するためには、公的機関で様々な試験（毒性試験、皮膚刺激試験、洗濯試験等）をクリアしなければなりません。SEKマークを取得している繊維製品は、安心と信頼性を持った製品といえます。
「抗菌加工」「制菌加工」の違いとは？
経済産業省がまとめた抗菌加工製品ガイドラインによると、「抗菌加工製品とは抗菌加工を施した製品のこと」とされ、ここでの「抗菌」とは、「製品の表面における細菌の増殖を抑制すること」であると定義されています。
SEKマークは「抗菌防臭加工」の認証マークが定義されています。抗菌防臭加工の主な目的は、嫌な臭いの原因になる黄色ブドウ球菌の増殖を抑えて、防臭することです。
一方で「制菌加工」は、繊維に付着した細菌の増殖を抑える加工です。ここで言う「細菌」とは黄色ブドウ球菌だけでなく、人体に有害な肺炎かん菌などの細菌も含みます。
抗菌防臭加工は青、制菌加工はオレンジと赤のマークで表示されます。
青マークの抗菌防臭加工は、一般家庭用品に使われています。
オレンジマークの制菌加工製品は、一般家庭用品や食品業務用の縫製品などに使われています。これに対して赤マークの制菌加工製品は、高度な制菌効果（MRSA：メチシリン耐性黄色ブドウ球菌への抑制効果）があり、医療・介護等の特定用途に限られていて、一般の店頭販売は禁止されています。
SEKマークには様々な種類があるので、目的や用途合わせた効果を選ぶことが重要ですね。
まとめ
いかがでしたか？
SEKマークとは、一般社団法人繊維評価技術協議会が実施する認証制度（業界自主基準）です。機能加工を施した繊維製品の表示用語、評価方法・基準、安全性などに自主基準を設け、基準に合格した商品には「SEKマーク」を表示できるものです。
ヒロモリは一般社団法人繊維評価技術評議会の法人正会員に登録しています。
SEKマークを表示できる抗菌素材の調達ができますので、エコバッグやマスクケースなど、SEKマークを表示したオリジナルグッズのご提案が可能です。
SEKマーク入りのオリジナルグッズ製作にご興味がある方は、ぜひお問合せください。
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