コロナ禍で考える「スポーツやエンタメ」用のノベルティグッズ戦略
新型コロナウイルスの影響でスポーツやエンタメ業界も多大な打撃を受けました。リアルなイベントは延期や中止になり、無観客で実施するという事態も発生。このような事態に対応すべく、スポーツやエンタメ業界ではオンライン観戦やコメント付きのライブ配信などを始め、徐々にイベントの楽しみ方も変わってきています。観客が会場に行きづらい分、運営サイドは観戦方法の多様化に合わせて、販売するオリジナルグッズを変えていく必要がありますね。
今回は、新型コロナウイルスの影響による観戦スタイルの変化を確認し、どのようなファングッズを販売していくべきかまとめています。
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新型コロナウイルスによるスポーツ観戦の変化
Zoomを通して仲間とスポーツ観戦
無観客試合でもサポーターが選手を応援するために、オンライン会議アプリ「Zoom」を利用し自宅で応援する文化ができてきました。
例えば、6月中旬に行われた横浜DeNAベイスターズ対広島カープの一戦では、「おうちで交流!OB解説つき!オンラインハマスタ Supported by 日本生命」というオンライン観戦イベントが開催されました。誰でも1,000円で参加することができ、配信中にはチャットでサポーター同士がコメントしあい、非常に好評でした。
野球だけでなく、サッカーやキックボクシングなど他のスポーツでもオンライン参加型の観戦スタイルが少しずつ定着してきています。そのため、コロナウイルスが収束した後もオンライン観戦という文化は、浸透していくと予想されます。スポーツ運営サイドは引き続きサポーターがどうしたら試合を楽しんでもらえるか考える必要がありますね。
VRや5Gによる観戦方法の多様化
オンライン観戦だけでなく、これまではゲームで使用されていたVRの技術がスポーツ業界でも使われようとしています。2019年3月に1ヶ月間のみの運用でしたが、docomoが「docomo Sports VR Powered by DAZN」というVR空間でスポーツ観戦ができるサービスを試運転しました。
当時はネット環境的に大量のユーザーによる同時接続が困難でしたが、4Gから5Gの変化が現実味を帯びてきており、VRでのスポーツ観戦も近い未来かもしれません。
リモート応援による投げ銭制度を導入
Zoomを利用したオンライン観戦の他に、リモート応援による投げ銭制度が実装されました。投げ銭制度とは、リアルタイムの観戦に対してライブ上で定義されたお金を送ることができる制度です。投げ銭制度は、元々は「17」や「ポコチャ」などのライブアプリで実装されていましたが、その技術がスポーツ観戦で利用されました。
サッカーチームの浦和レッズの試合でDAZNというライブ中継アプリを見ながら、「Player!」というスポーツエンタメアプリでコメントをしたり、投げ銭をし盛り上がりました。
スタジアム観戦にも変化
新型コロナウイルス対策の徹底
スポーツ観戦の制限が緩和されたのに伴い、新型コロナウイルスの対策に注力が注がれました。基本的には、日本政府が定めたコロナ対策に則したアジェンダ(「マスクの着用」「三密を避ける」「手洗い」を徹底したルール)を作成し、実行しています。
Jリーグでは、観客席の席間隔を離し、観戦中の席移動を禁止するなどして、新型コロナウイルス感染者が出ないような工夫をしています。
声の代わりに拍手での応援
声を出しての応援を制限しているスタジアムは多く、声を出す代わりに拍手での応援が浸透してきました。新型コロナウイルスは、飛沫感染が確認されていますので、非常に効果的な対策と言えるでしょう。
オリジナルグッズ戦略:コロナ禍にあったオリジナルグッズの展開
各スポーツチームは、オリジナルグッズの作成に尽力しています。その中で、今の観戦スタイル(オンライン観戦が主流になりつつある)に合わせて、新しいオリジナルグッズ製作をしなければなりません。実際に、サッカーチームの水戸ホーリーホックは、コロナ禍にもかかわらずオリジナルグッズ販売売り上げは、2020年10月の段階で前年度を超える寸前で、グッズによるファンとのエンゲージメント構築を実現しています。
オリジナルグッズのバリエーションを変えたり、売り方の工夫をすることでオンライン販売で十分な売り上げを出すことは可能ということです。
十分なターゲット選定とそのターゲットのニーズに合ったオリジナルグッズを見極めて、販売していく必要がありますね。
ここからは、スポーツ観戦用オリジナルグッズを用途別に紹介していきます。
大人から子供まで楽しめる応援オリジナルグッズ
チームロゴ入りタオル
チームロゴ入りタオルは、利便性が高く大人から子供に人気のあるオリジナルグッズです。スタジアムでは、タオルを振り回しての応援が制限された代わりに、タオルを大きく開いて左右に動かして応援するスタイルになってきました。そのため、ハーフタイムに観客席の映像が大スクリーンに投影されると、チームのロゴやエンブレムがよく見えて一体感のある応援が楽しめます。
段ボールスピーカー
家でのオンライン観戦の際に大きな音量でスポーツ観戦をしたいサポーターは大勢います。
段ボールスピーカーは、チームのロゴやエンブレムなどを前面にプリントできるデザイン性、カスタマイズ性が高いアイテムです。スピーカーの周りに自由に装飾ができるため、使って楽しい見て楽しいグッズとしておすすめです。
アウトドアなど、スポーツ観戦している時以外でも活用できます。
飲みながら仲間とZoom観戦用応援オリジナルグッズ
冷たいビールは、スポーツ観戦に欠かせません!自宅でも観戦できるようになりましたので、自宅でお酒を楽しみながら応援の気分をより満喫できるオリジナルグッズが人気です。
オリジナルジョッキ
スタジアムでの観戦ではプラスチックのコップでビールが注がれますが、家でのスポーツ観戦であればジョッキでビールを楽しみながらスポーツ観戦ができます。
サッカーチームでは、チームのエンブレムが入ったオリジナルジョッキがファングッズとして販売されています。
ミニビールサーバー
オンライン観戦中は、なかなか目が離せません。冷蔵庫に飲み物を取りに行っている瞬間に点が入ってしまうことも。ミニビールサーバーであれば、観戦しているそばに置くことができ、いつでも冷たいビールを飲めるので、人気の高いオリジナルグッズです。
スマホスタンド
ライブ中継アプリを利用することで、パソコン・テレビ以外に、スマホでの観戦ができるようになり、部屋のどこにいても応援できます。
オリジナルスマホスタンドを使用し、観戦の気分を盛り上げたいですね。
スタジアム観戦でも重宝される応援オリジナルグッズ
チームのロゴ入りマスク
チームのロゴ入りマスクは、非常に人気の高いオリジナルグッズで水戸ホーリーホックでは予想を超える売り上げを出しているそうです。
マスクは、応援するためのグッズではないですが、マスクは必ず着用しなければいけないグッズで、同時に一体感を演出しているグッズでもあります。
パチパチクラッピー
新型コロナウイルスの影響で声を出しての観戦ができなくなった分、拍手での応援がこれから浸透していき、一つの応援スタイルとして確立していくと予想されます。そこで、パチパチクラッピーという片手で拍手の音が出せるグッズがおすすめです。
このオリジナルグッズであれば、片手で応援しながらお酒を飲むこともできるので、新しい応援スタイルになる可能性を秘めています。
コロナ禍の新しい応援スタイルとして、パチパチクラッピーの需要は増えそうです。
まとめ
今回は、新型コロナウイルスによる影響で主にスポーツ業界の観戦スタイルがどう変わってきたかを紹介し、これからどんなグッズを販売していくべきかを紹介しました。
スポーツ観戦の多様化はこれからさらに加速していくと予想されます。その時々に合わせたオリジナルグッズを販売し、コロナ禍でも影響が出ない、むしろ水戸ホーリーホックのように前年の売り上げを超えるようなノベルティグッズ戦略を考えたいですね。
ヒロモリでは70年以上のオリジナルグッズ製作の技術と経験があります。販売の戦略もお客様と一緒に考え、アイテムの開発から活用促進策まで対応可能です。
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