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コロナ収束後の消費はどう変わる?コロナ収束後の生活に関する自主調査を実施しました

コロナ収束後の消費はどう変わる? 

コロナ収束後の生活に関する自主調査を実施しました

医療従事者に続き、高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種が進んでいます。順調にワクチン接種が進めば、行動自粛頼みの「耐える」コロナ対策から次のステージへ進み、生活者の行動や消費は活発化していくことが期待されます。巣ごもり消費から外出消費へのシフトや、自粛生活の反動による「リベンジ消費」が予想され、生活者のニーズや消費行動の変化に合わせた戦略転換が必要になるでしょう。

今回ヒロモリでは、「コロナ収束後の生活に関する自主調査」を行いました。

 

 
調査結果サマリー

コロナ禍の生活で何らかの行動制限や自粛があった人は80%以上。

コロナ禍で自粛した行動は、1位:外食・飲み会(74.3%)、2位:国内旅行(69.0%)、3位:大人数での会食・飲み会(55.4%)の順。一方でコロナ収束後に積極的にやりたいことは、1位:国内旅行(66.1%)、2位:外食・飲み会(56.3%)、3位:友人と会う(43.5%)となった。

男性に比べて女性の方が、自粛行動に対してもコロナ収束後の行動に対しても反応が大きい。コロナ収束後の消費は女性がキーか?

コロナ感染予防で実施したことは、日常的なマスクの着用(92.6%)、手洗い・うがいの徹底(84.1%)、自宅への消毒剤の設置(46.6%)の順。一方、コロナ収束後も続けたい・定着すると思う項目は、手洗い・うがいの徹底(70.3%)、日常的なマスクの着用(45.0%)、消毒剤の携帯(29.0%)となった。

手洗い・うがいの徹底に関しては、コロナ収束後も定着する可能性が高い。

 

コロナ禍の生活で何らかの行動制限や自粛があった人は80%以上

20代以上の男女541人にコロナ禍での自粛について聞いたところ、80%以上の人がコロナ禍の生活で何らかの行動制限や自粛があったと回答しました。性別でみると男性が75.6%に対して女性は86.7%と11ポイント以上高くなっており、年代では30代以上で自粛の影響が大きかったことが伺えます。また、20代男性では64.3%と低い結果になりました。

新型コロナウイルスによる行動自粛の有無グラフ


「コロナ収束後にやりたいこと」コロナ感染拡大で自粛した行動とのギャップ

コロナ禍で自粛した行動としては、外食・飲み会(74.3%)、国内旅行(69.0%)、大人数での会食・飲み会(55.4%)の順で多い結果となりました。一方、コロナ収束後に積極的にやりたいこととしては、国内旅行(66.1%)、外食・飲み会(56.3%)、友人と会う(43.5%)の順になりました。

新型コロナウイルスで自粛した行動とコロナ収束後にやりたいことグラフ

性別でみると、男性に比べて女性の方が多くの行動で実施意向が高い結果となりました。行動自粛に積極的だったのもの女性で、コロナ収束後の行動が活発になりそうなのも女性という結果となり、コロナ収束後の消費を活性化するのは、女性がポイントになりそうです。

また、大人数での会食・飲み会は、クラスターの発生リスクが高い行動として特に自粛が呼びかけられましたが、コロナ収束後に積極的にやりたいこととのギャップが大きく、「大人数でワイワイ楽しむのは様子を見ながら」という感じでしょうか。「つきあい」としての飲み会は減っていくなど、飲み会の形にも変化がありそうですね。

 

「コロナ収束後も続けたいこと」コロナ感染予防のために実施したこととのギャップ

コロナ感染予防のために実施したことは、日常的なマスクの着用(92.6%)、手洗い・うがいの徹底(84.1%)、自宅への消毒剤の設置(46.6%)の順で多い結果となりました。一方、コロナ収束後も続けたい・定着すると思う項目は、手洗い・うがいの徹底(70.3%)、日常的なマスクの着用(45.0%)、消毒剤の携帯(29.0%)の順になりました。

感染予防のために実施したこととコロナ収束後も続けたいことグラフ

日常的なマスクの着用に関しては、ほとんどの人が実施していた対応策ですが、コロナ収束後も続けたい・定着することとのギャップが大きく、不具合や不便さを感じている人が多いと考えられます。

消毒剤やマスクなどの感染対策グッズによる予防行動は、30代以上の女性に多くみられ、コロナ収束後も生活必需品として定着する可能性を秘めています。特に手洗い・うがいの徹底に関しては、コロナ収束後も続けたい・定着すると回答する人が多く、30~40代女性の実施意向が特に顕著になっています。秋冬のインフルエンザや風邪の流行時期だけでなく、通年の対策として定番化しそうです。

ECサイトでの買い物は60歳以上の実施率が最も高く、コロナ感染対策をきっかけに新たな顧客層を開拓できたといえます。

コロナ感染対策の観点から、リモートワークの普及やエンタメ業界でのオンライン観戦などが導入されました。様々な分野でデジタル化が進み、新しい取り組みが行われましたが、商談や飲み会、コンサートやスポーツ観戦などリアルなコミュニケーションや体験が重要視される項目でのオンライン対応は、コロナ収束後は「定着しない」と考える人が多いようです。新型コロナウイルスの感染拡大時の対応策として「やむを得ず」「仕方なく」受け入れていた、というニュアンスが伺えます。

リアルな体験、対面でのコミュニケーションに関連する消費は、コロナ収束後に活性化する可能性が大きいと予想されます。

 

まとめ

いかがでしたか?

新型コロナウイルスにより生活に不自由さを感じていた生活者にとって、ワクチン接種の普及により行動自粛が緩和されれば、新たな消費が促進されると期待されます。コロナによって落ち込んでいた業界はリベンジ・キャンペーンを打つでしょうし、政府などもそれを支援するでしょう。

一方で、コロナ禍の自粛生活は自分を見つめ直すきっかけにもなり、私にとって「やっぱり必要なもの」「案外必要なかったもの」の見極めが進んだのではないかと考えます。コロナ以前のような消費スタイルに戻るのではなく、個々が大切にしている事やモノ、価値観などに対して、より限定的に集中的にアプローチしていく必要があると感じます。

ヒロモリでは、プロモーションの目的に合わせて、「企画設計」から「ツール製造」「事務局運営」など、幅広く対応します。 SNSやWEBプロモーションといったデジタルの部分と、店頭施策などのリアルな部分をシームレスに組み合わせたプロモーションも得意です。
コロナ収束後のプロモーションをご検討中でしたら、ぜひヒロモリにご相談ください。

「コロナ収束後の生活に関する自主調査」

・調査期間:2021年5月19日~25日

・有効回答:541人

・調査方法:インターネット調査

・調査対象:20代以上の男女

※自主調査データの転載・引用のご希望やご質問は、総合お問合せフォームもしくはpr@hiromori.co.jp までご連絡ください。

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